診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:30~12:00 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ─ | ─ |
14:00~17:00 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ─ | ─ |
休診日:木曜・土曜・日曜
(祝日・お盆・年末年始は休診です。)
当院の訪問診療では以下のような治療・ケアをご提供しています。それぞれの詳細は「治療の説明」をご覧ください。
入れ歯が痛い、噛めないといった際の修理・調整のほか、新しい入れ歯をお作りすることも可能です。ただ、経験的には新しい入れ歯を作製しても馴染むまで時間がかかるため、結局、今まで使用していた入れ歯に戻ることが多いと感じています。
そのため、現在使用している入れ歯の修理・調整を行い、再び噛めるようにすることを第一に考えています。
ご自宅や施設における治療の場合でも、入れ歯の作製ならびに修理・調整に対応できます。
入れ歯が不具合なく使えると、健康や生活において以下のようなメリットがあります。
当院では基本的に保険診療による入れ歯治療を行っています。入れ歯でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
ご高齢の方のむし歯は、歯と歯茎の境目から起こることが多く、気づかないうちに一気に進行します。むし歯により、歯が折れたり、大きな穴が開いたりすると周囲の方に気づかれるでしょう。場合によっては抜歯を検討しなければならない時もあります。
そのためご高齢の方の治療の際は、ご体調や服薬の状況などをケアマネージャーやかかりつけ医に確認しながら、慎重に対処しています。また、むし歯の進行度合い・むし歯の発生部位(訪問での奥歯の治療は困難なため)、さらにはお体の状況によって治療のゴールが変わるため、ご本人もしくはご家族、ケアマネージャーや施設職員の方と相談しながら治療を進めていきます。
歯科治療に関しては、できるだけ痛みを感じさせない治療、そしてご自身の歯を残す治療を心がけています。
訪問診療では、歯科医院のような本格的な歯周病治療は難しく、口腔ケアと連動した歯周病治療を行います。大きく付着した歯石は除去しますが、まずはプラーク(歯垢)や食物残渣(ざんさ:残りかす)を取り除き、歯肉の腫れやむし歯の原因を減らすことを第一に考えて治療します。
歯周病は、糖尿病や心筋梗塞・狭心症などの全身疾患のリスクを高めると言われています。さらに近年では、アルツハイマー型認知症との関連も明らかになってきました。
歯周病の予防や改善には、定期的な歯周病検査や歯石の除去といったプロフェッショナルケアが欠かせません。当院では、歯科衛生士が歯科医院同等の機能があるポータブルユニットを使用し、歯石の除去をはじめ歯のクリーニングやスケーリングを行っています。
ご高齢の方の口臭の原因は、加齢に伴う唾液の減少です。
また、歯の喪失本数が多くなると咀嚼がうまくできず、さらに唾液が少なくなります。入れ歯に食物残渣が付着することも多く、それが「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる舌の表面の白い苔状の汚れにつながり、口臭の原因になるのです。
加齢によって唾液が減ると洗い流す力が弱まり、お口の中の細菌が増加します。細菌が増えれば、そのぶん口臭も発生しやすくなります。そこで効果的なのが、保湿ジェルの使用や唾液腺マッサージです。これらを行うことで細菌を減らし、口臭を予防できます。
当院では口臭測定器で数値を記録し、歯科衛生士によるマッサージを実施。さらに、ご本人やご家族が実践できるよう、ジェルの使い方やマッサージ方法をわかりやすくお伝えしています。
現在、お口に痛みなどのトラブルがなくても、定期的なプロフェッショナルケアを受けることが重要です。なぜなら、お口の環境は全身の健康に直結しているためです。むし歯が進行し、大がかりな治療が必要になる前に、将来を見据えて元気なうちから、簡単かつ効果的な予防処置に取り組みましょう。
もちろん、今から始めても決して遅くはありません。歯の清掃不足が気になるご家族や、施設職員、ケアマネージャーの方は、高齢の方のお口の状態を注意深く見てあげてください。
2024年度の時点で、日本人の死因の第5位に肺炎がランクインしています。特にご高齢の方は、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん) のリスクが高まります。
誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が誤って気道や肺に入り込む際、お口の細菌も一緒に入り、感染を引き起こす病気です。「嚥下機能(えんげきのう:飲み込む力)」の低下によって、細菌が肺に侵入しやすくなるために起こります。
この誤嚥性肺炎を予防するためには、定期的なケアでお口の細菌を減らし、清潔な状態を保つことが不可欠です。
当院では、訪問歯科の経験豊富な歯科衛生士によるクリーニングを実施するとともに、ご本人やご家族の方へ適切な歯磨き指導も行っています。
認知症ではなく、心身ともにお元気な方にとって、摂食嚥下訓練はとても重要です。最期までご自分の口で美味しく食事をとり続けるためには、より適切な訓練が必要になってきます。
一般的な介護食は、ミキサーでドロドロにしたものや、とろみをつけた食事が中心となり、食事の楽しみが失われがちです。その結果、体重減少を招き、ひいては生きる活力まで奪われてしまうことがあります。
嚥下においてキーとなるのは「舌の動き」です。それに加え、口の周囲をマッサージして刺激を与えることも、嚥下機能の維持に役立ちます。
当院では、パタカラ体操や舌圧トレーニング など、口腔周囲筋(お口の周りの筋肉)を鍛えるトレーニングを行い、嚥下機能の維持・向上をサポートしています。
最終的な目標は「食べること」です。
入れ歯の治療も、むし歯や歯周病の治療も、すべては「食べる」ための手段です。歯があれば咀嚼できますが、飲み込む(嚥下する)には訓練が必要です。
しかし、病気の影響で嚥下が難しい方や、訓練が困難な要介護のご高齢の方もいらっしゃいます。そうした場合は、食事形態を工夫したり、1日の摂取カロリーを考慮した食事指導が重要です。
当院では、ミールラウンド(食事観察)を歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士が連携して行い、食事中の姿勢・咀嚼・嚥下を確認しながら、より適切な食事指導(栄養指導)を一連の流れとして実施しています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ─ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ─ | ─ |
午前:9:30~12:00
午後:14:00~17:00
休診日:木曜・土曜・日曜
祝日・お盆・年末年始は休診です。